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書籍のご案内

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新刊予告:2冊目は、がんのお母さんたちを取り上げます。

 まりん書房の2冊目の本は、がんのお母さんたちを描きます。がんを患ったお母さんたちは大変な苦労をして、治療と子育てを両立しています。特に子どもが赤ちゃんや幼稚園・保育園児、そしてまだまだ手のかかる小学生の場合、自身の治療よりも、治療中子どもの世話を誰に頼むかという悩みや心配のほうがずっと大きい。

 私が国立がん研究センター中央病院に入院していたときも、小さなお子さんのいるお母さんが幾人もいました。夫が頼れる場合は夫に、夫が多忙な場合は自身の両親や義父母に、親を頼れず元夫に託したシングルマザーもいました。行政からのサポートが限られている中、皆、大変なやり繰りをして治療をしていました。私も、遠方の両親に泊りがけで来てもらい、娘の世話を頼みました。

 奮闘するお母さんたちは悩みながらも、「子どもたちのために生きるのだ」と覚悟を決めて治療をしています。そして、皆、とても明るい。そんなお母さんたちを取材します。どうぞ、ご期待ください。